2016年05月26日

KX2販売開始

KX2の衝撃の発表から1週間が経過しましたが、エレクラフト社からDytonでのKX2の発表の様子を伝える。
写真が送られてきましたので紹介します。
KX2はDytonのブースで50台が販売用に準備され、発表と同時に販売を開始しました。エレクラフト社での受注の受付も開始されていますで、米国側の納期の表示は受注後5-10日となっています。 専用パドルKXPD2の出荷は6月6日を予定しています。 EDCも受注を開始しました。 まだホームページの整備ができていませんので、購入希望の方は電話 04-7128-8472 又はメールでご連絡ください。
デモ機は間もなく米国からEDCに向けて出荷されます。

 FDIM.jpg

KX2はFDIM(フォー・デイズ・イン・メイ)の会場で発表されました。 FDIMは国際的なQRPの団体QRP ARCI がDytonがオープンする前日から4日間にわたりDytonの隣のFairbornにあるホリデーインで開催される、QRPの祭典です。 初日はDytonのハムベンションの準備日にあたり、一般入場者はまだハムベンションの会場に入れないので、その日を利用して終日QRPに関する発表が行われます。 KX2はこの会場で最初の公式発表がされました。
HX2 in hand.jpg

KX2はあまりにも小さな無線機なので、単体で見てもあまりピンときませが、こうして手に持った姿を見ると
いかに超小型の無線機であるかがわかります。 大きさはKX1並みでSSBが運用でき、出力も10Wです。 ダイレクトコンバージョンのSDR技術をフルに活用した結果、ここまでのサイズを達成し、なおかつ低電力消費にも成功しているので、実用になる歩くHFトランシーバが実現したといっていいでしょう。
KX2 and Eric.jpg


エレクラフトの社長Eric氏は早速インタービューを受け、その音声が30分番組となっています。
インタービューでは開発の狙いなどが熱く語られています。
音声のURLは https://goo.gl/OyngIW です。




KX2は本体の発表と同時に周辺のオプションも同時に発表しました。
今回はキャリングケースCS40とCS60を同時に発売しました。 CS40はKX2本体とその他の小物が
CS60 はさらにパドルやアンテナ、予備の電池パックなどを収納するのに十分なスペースがあります。 
写真はCS60です。
KX3 in bag.jpg
KX3とKX2を比較したのが下の写真です。 

KX3 vs KX2.jpg


KX3のサイズも発表当時は、本体はどこにあるんだ?といった風に
これが本体を含むトランシーバとはとても信じられないサイズでしたが、KX2はさらに小さく、必要なものを絞り込んだらこうなったといった感じです。 VFO A/B2 2つのダイアルと数個のボタンで操作します。 一般に無線機の操作性はボタンの数に比例して良くなり。 ある程度を超えるとかえって複雑になって逆に操作性が悪くなります。 ボタンの数を減らしても良好な操作性を維持するのは大変です。 設計にはハムのオペレーションに熟知した人が必要ですが、それだけでは不十分です。 エレクラフトの伝統は常に人間工学の観点から
操作パネルを設計している事です。 これは単に気分の問題ではなく、設計者の一人Wayn氏が元々、人間工学の専門家である事に由来しています。 DXやコンテストのオペレーションに通じ、かつ人間工学のプロが設計しているからこその操作性が生まれ。 こうした超小型の無線機であるほどその腕が発揮されるのです。
Erecraft booth .jpg
最後にDytonでのエレクラフトのブースの写真ですが、エレクラフト社が最初にデイトンにブースを出した時からブースの場所は同じですが、ブースの広さは当時の4倍に膨れ上がっています。
手前にはKX2の注文を予約する方が4人も申込書に記入しています。 




posted by 木下重博 JA8CCL at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | エレクラフト

2016年05月18日

世界最後のSST-20完成

タイトルはいささか大げさですが、ウィルドネスラジオ社のSSTシリーズの販売が終了してだいぶたちます。
幸いというか、エレクトロデザインにはまだSSTの流通在庫があり、本家の米国から引き合いが来たりしています。 現在SST-40とSST-30 はまだ在庫が少しありますが、最近SST-20 の最後の一台が売れてしまい。ついに在庫がゼロとなりました。 SST-20ご愛顧の皆様に感謝します。
SSTシリーズは小学生でも作れますといったフレーズで販売していますが、個人的にはQRP機の傑作中の傑作ではないかと思っています。 たった50個程度の部品で受信部はクリスタルフィルター付きのシングルコンバージョン受信機、AFのAGCとは言えAGCもあり、送信のサイドトーンも聞こえて、受信の信号強度に応じてLEDが光、調整箇所は受信1箇所、送信1箇所の合計2個のトリマしかありません。 調整もしやすく、キットとしての再現性も極めて高く、部品の定数を変更しなければ性能が出ないといった事はありませんでした。 受信範囲が狭い事を除けば受信の感度も回路が簡単な割には驚くほど高く、選択度も十分あり、内部雑音はとても少なく、K2,K3などの生みの親、N6KRの設計による最高傑作ではないかと思います。
最後を飾るSST-20ですが、写真の通り、コイルの巻き方、半田付け、どれを取っても100点満点の出来栄えで、動作確認に一旦EDCに送られましたが、記念撮影をして返送となりました。 SSTに関してはあとで詳しくブログに書きたいと思っていましたが、とりあえずSST-20のファイナルの一台を記念に掲載させていただきました。
SST20Final2.JPG
SST20Final1.JPG
posted by 木下重博 JA8CCL at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ウィルドネスラジオ

米国エレクラフト社が超小型HFトランシーバ KX2を発表

米国エレクラフト社はデイトンで開催されているハムベンションと同時に開催されるQRPの国際イベント、For Days In May で5月16日にKX3よりも一回り小さいポケットサイズの超小型のHFトランシーバKX2を発表しました。
KX2は外形寸法が147×71×38mmで操作面の大きさはハガキ以下となっています。 驚く事は、液晶表示はK3sやKx3と同じものを使用しているので、機能的にはほぼ同等のものが詰まっていると思われます。
バンドは3.5MHzから28MHzで1.8MHzと50MHzは除かれています。 オプションでリチュームイオンバッテリーを内蔵でき、ATUを含む各種のオプションが用意されています。
KX2 Fig1.jpg



概略仕様
寸法 :147×71×38mm
重量:368g (オプション、電池を除く)
バンド :3.5MHzから28MHのハムバンド(JA向けは5MHzを除く)
     1.8MHzは受信可
モード:SSB/CW/DATA (CW/DATAはデコーダ内蔵)
出力:最大10W
受信消費電流:135mA
電池:2.6Ahリチュームイオン電池内蔵可(オプション)
電池残量表示:Ah(アンペア・アワーで電池残量を表示)
操作部: 4つまみ、12個のボタン
マイク、スピーカー:本体に内蔵
チューナ:KXAT2ワイドレンジ内蔵チューナオプション
専用パドル: KXPD2

KX2には内蔵スピーカの他にマイクも内蔵しているためにハンディーの
トランシーバのような運用が可能となっています。

製品の価格とオプションの詳細
トランシーバ本体    KX2    $749
オプション
マイク         MH3   $59.95
専用パドル       KXPD2  $109.95
小型キャリングケース  CS40   $29.95
中型キャリングケース  CS60   $39.95
内蔵時計とI/O     KXIO2  $69.95
KXIO2は内蔵の時計とアンテナ切り替えなどに利用できる2回路の汎用出力を持った
オプションです。
オートチューナ    KXAT2   $179.95
KXAT2はワイドレンジのSWRに対応するオートチューナでKX2に内蔵します。
ポータブル用の小型HFアンテナのSWR特性は狭いのがふつうなので、内蔵チューナ
は必須のアイテムです。
100Wアンプケーブル  KX2ACBL $9.95
KX2は100WアンプのKXPA100が使用できます。 KX2ACBLは接続のための
ケーブルです。
内蔵電池        KXBT2  $59.95
KX2に内蔵するリチュームイオン電池で重量は184g 
通常の運用で8時間を想定しています。
外部電源も同時使用でき、電圧が高い方を自動選択します。 太陽電池パネルの
併用などに便利です。
専用チャージャー    KXBC2  $6.95 





posted by 木下重博 JA8CCL at 12:19| Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース