2018年03月19日

新スプリアス規制と保証認定制度について総務省通信基盤局にて制度の運用について話を聞いてきました。

新スプリアスの対応に関して総合通信基盤局との打ち合わせ結果

新スプリアスの対応に関して様々な情報があり、地方通信局によっても異なる見解があるのではないかと思わせるような事例も顧客から報告されています。 様々な疑問を解決するために、総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 との面談を行いましたので、その内容をお知らせします。

新スプリアス問題には2つの課題があります。 これから免許を受けようとする場合の保証認定制度のあり方と運用の問題。 2つめはすでに免許を受けている送信機のスプリアス確認の問題です。


1.保証認定制度について
問題点の説明 
(1)平成17年12月以降に保証認定を受けた送信機について、一部の地方通信局でスプリアス不明といった区分が存在し技適機種と行政的な扱いに差がある。
(2)JARDが平成17年12月以降に保証認定を受けた送信機について申請者の同意なしに旧スプリアス機として保証した事例がある。
(3)JARDが保証認定の申請であるにも関わらず、スプリアスデータを申請者に求めた事例がある。

保証認定制度に関して、総合通信基盤局の見解
(1)保証認定制度に関して
保証認定制度は免許を受けたアマチュア無線家が、自身の責任にいてスプリアスの発射を規定値以下にして送信機を運用する事を前提に、書類審査による簡易な免許制度で、保証認定の審査に実測データの提出を求めていない。
(2)行政的な扱いに関して
技適の機種と保証認定で行政的な取り扱いに差はない。
(3)TSSとJARDの差について
TSSもJARDも同じ保証認定制度によって運営されているので、行政的な取り扱に差はない。

2.スプリアス発射及び不要発射の強度確届について

旧スプリアス機を使用している場合に使用期限は平成34年12月までですが、それ以降も使用するために、アマチュアが自身で新スプリアスである事を証明する方法としてスプリアス発射及び不要発射の強度確届があります。 この届には測定器の較正に関してスペアナについて1年以内の較正を必用とするという、アマチュアにとって厳しい条件があります。 測定法の規定などを調べると、較正の規定があるのはスペアナだけです。 そこで下記の項目について検討をお願いしました。 検討結果の回答は出ていませんが、回答が得られしだいブログに掲載します。

(1)スペアナ以外の測定器の使用について
スプリアスの規定は、基本波のパワーに対する相対的な減衰量によって規定されているので、選択レベルメータ、受信機、ATTなどを利用して、相対的な減衰量を測定する方法があるが、測定器はスペアナに限るのか。 他の測定法でも良いとした場合それらの機器について較正の規定がないので、較正証明は不要と考えて良いか。

(2)自動較正機能付きのスペアナを使用した場合、測定器の出荷当時の性能で測定できるが、その場合は1年以内の較正がなされたとみなされるか。
みなされる場合、較正機関名として測定器のメーカーの名前+自動較正、もしくは自動較正を起動した人の氏名+自動較正を記入しても受け付けてもらえるか。

(3)フィルタの特性によるスプリアス抑制の合理的な証明
スプリアス測定の規定にあるフィルタの特性によってスプリアス測定を代替する場合に書式が無いが、どのような方法でデータを提出すれば、スプリアス測定が免除されるか。

以上

エレクトロデザイン株式会社
木下重博
posted by 木下重博 JA8CCL at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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