2016年05月18日

世界最後のSST-20完成

タイトルはいささか大げさですが、ウィルドネスラジオ社のSSTシリーズの販売が終了してだいぶたちます。
幸いというか、エレクトロデザインにはまだSSTの流通在庫があり、本家の米国から引き合いが来たりしています。 現在SST-40とSST-30 はまだ在庫が少しありますが、最近SST-20 の最後の一台が売れてしまい。ついに在庫がゼロとなりました。 SST-20ご愛顧の皆様に感謝します。
SSTシリーズは小学生でも作れますといったフレーズで販売していますが、個人的にはQRP機の傑作中の傑作ではないかと思っています。 たった50個程度の部品で受信部はクリスタルフィルター付きのシングルコンバージョン受信機、AFのAGCとは言えAGCもあり、送信のサイドトーンも聞こえて、受信の信号強度に応じてLEDが光、調整箇所は受信1箇所、送信1箇所の合計2個のトリマしかありません。 調整もしやすく、キットとしての再現性も極めて高く、部品の定数を変更しなければ性能が出ないといった事はありませんでした。 受信範囲が狭い事を除けば受信の感度も回路が簡単な割には驚くほど高く、選択度も十分あり、内部雑音はとても少なく、K2,K3などの生みの親、N6KRの設計による最高傑作ではないかと思います。
最後を飾るSST-20ですが、写真の通り、コイルの巻き方、半田付け、どれを取っても100点満点の出来栄えで、動作確認に一旦EDCに送られましたが、記念撮影をして返送となりました。 SSTに関してはあとで詳しくブログに書きたいと思っていましたが、とりあえずSST-20のファイナルの一台を記念に掲載させていただきました。
SST20Final2.JPG
SST20Final1.JPG
posted by 木下重博 JA8CCL at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ウィルドネスラジオ

米国エレクラフト社が超小型HFトランシーバ KX2を発表

米国エレクラフト社はデイトンで開催されているハムベンションと同時に開催されるQRPの国際イベント、For Days In May で5月16日にKX3よりも一回り小さいポケットサイズの超小型のHFトランシーバKX2を発表しました。
KX2は外形寸法が147×71×38mmで操作面の大きさはハガキ以下となっています。 驚く事は、液晶表示はK3sやKx3と同じものを使用しているので、機能的にはほぼ同等のものが詰まっていると思われます。
バンドは3.5MHzから28MHzで1.8MHzと50MHzは除かれています。 オプションでリチュームイオンバッテリーを内蔵でき、ATUを含む各種のオプションが用意されています。
KX2 Fig1.jpg



概略仕様
寸法 :147×71×38mm
重量:368g (オプション、電池を除く)
バンド :3.5MHzから28MHのハムバンド(JA向けは5MHzを除く)
     1.8MHzは受信可
モード:SSB/CW/DATA (CW/DATAはデコーダ内蔵)
出力:最大10W
受信消費電流:135mA
電池:2.6Ahリチュームイオン電池内蔵可(オプション)
電池残量表示:Ah(アンペア・アワーで電池残量を表示)
操作部: 4つまみ、12個のボタン
マイク、スピーカー:本体に内蔵
チューナ:KXAT2ワイドレンジ内蔵チューナオプション
専用パドル: KXPD2

KX2には内蔵スピーカの他にマイクも内蔵しているためにハンディーの
トランシーバのような運用が可能となっています。

製品の価格とオプションの詳細
トランシーバ本体    KX2    $749
オプション
マイク         MH3   $59.95
専用パドル       KXPD2  $109.95
小型キャリングケース  CS40   $29.95
中型キャリングケース  CS60   $39.95
内蔵時計とI/O     KXIO2  $69.95
KXIO2は内蔵の時計とアンテナ切り替えなどに利用できる2回路の汎用出力を持った
オプションです。
オートチューナ    KXAT2   $179.95
KXAT2はワイドレンジのSWRに対応するオートチューナでKX2に内蔵します。
ポータブル用の小型HFアンテナのSWR特性は狭いのがふつうなので、内蔵チューナ
は必須のアイテムです。
100Wアンプケーブル  KX2ACBL $9.95
KX2は100WアンプのKXPA100が使用できます。 KX2ACBLは接続のための
ケーブルです。
内蔵電池        KXBT2  $59.95
KX2に内蔵するリチュームイオン電池で重量は184g 
通常の運用で8時間を想定しています。
外部電源も同時使用でき、電圧が高い方を自動選択します。 太陽電池パネルの
併用などに便利です。
専用チャージャー    KXBC2  $6.95 





posted by 木下重博 JA8CCL at 12:19| Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース

2016年04月15日

エレクラフト社が新製品 K・Podと200Hzのクリスタルフィルタを発表

エレクラフト社からK3関係の新製品が2点発表されました。
製品は今週末行われる2016年国際DXコンベンションの会場で発表されます。

K・Podコントロール
K.・PodコントローラはK3またはK3sに接続してK3のフロントパネルの一部の機能を手元で制御するコントローラです。 
パソコンのキーボードのそばなどにおいて、リグ本体に手を伸ばさなくても、ログやクラスタ、デジタル通信の操作をしながらすばやくVFOやRITなどを制御する事ができます。 
K-Pod全面
大型ダイアル
コントローラの中央には大型のダイアルがありVFO A,VFO B、RITのつまみとしてスイッチで切り替えて使用できます。

8個のマクロ定義可能なボタン
またつまみの周囲には8個のボタンがあり、それぞれのボタンにK3/K3sの特定のボタンの機能を定義して使用できる他、それぞれのボタンには単独の機能だけでなくマクロ設定機能を使って連続した一連のボタン操作を定義する事ができます。 K3/K3sにはマクロまで2個の定義可能なボタンが2個ありますが、K・Podコントローラと合わせて10個のボタンが使えるようになります。ボタンはタップ(短押し)、ホールド(長押し)で別の機能を設定できるので、合計16種類のボタン操作をワンタッチで行えます。
K-Pod背面
汎用出力
K・Podコントローラには3回路の汎用出力があり、外部機器の制御に使用可能です。
ボタンの機能の設定は背面にあるUSBコネクタを経由して、パソコンから専用のユーティリティーソフトを
使って設定します。  販売価格は$249.95 すでに予約受付を開始しました。
 出荷は2ケ月後を予定しています。
詳細情報は  http://www.elecraft.com/k-pod/k-pod.htm


KFL3C-200
KFL3C-200はK3/K3s用の200Hz帯域の6ポール・クリスタルフィルターです。 従来はKFL3A-200の5ポールのフィルターがCW用としてあったのですが、廃品種となっていました。 今回ポール数を1個増やして従来製品
よりさらに切れを良くして再登場しました。 微弱なCWとの交信や狭帯域デジタルの運用に最適です。
価格は$129.95です。 受注を開始しました。
posted by 木下重博 JA8CCL at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース